2014/09/26

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2014年9月19日、ニューヨーク証券取引所に上場を果たしたアリババ(阿里巴巴)が破格の売り上げを誇る「双11」の力を借りて、更なる株価アップの野心を燃やしている。

 

今年の「双11」(11月11日)を「アリババ全グループの双11」と位置づけ、淘宝網(タオバオ)を正規部隊に加えることで、中国国内消費者のニーズに応えると同時に、更に天猫国際(Tmallグローバル)のプラットフォームを使い、海外まで範囲を広げて新しいニーズに応えていく。

 

淘宝網(タオバオ)が初めて「双11」に参戦

当初、「双11」は天猫(Tmall)の影響力を広めるために作ったイベントだったが、そこに6年目の今年、初めてタオバオを迎え入れる。

 

これは、アリババにとって、タオバオが「双11」で重要な位置を占めていることを意味している。

 

アリババに近い業界人曰く、アリババの小売りプラットフォームで淘宝網と天猫の比率は約7対3。これまで天猫が行なってきた「双11」の浸透率が極めて高いことから、タオバオの出店者たちの力を借り、大幅に売り上げアップを狙う構えだ。

 

アリババによると、タオバオの出店者たちは「双11」への参加に大変興味を示しており、自発的に参加させることでタオバオの「正規軍」(偽物・ウソ偽り・詐欺等のないモール)に引き入れる。

 

タオバオの出店者が「双11」へ参加するには店舗の規範化・そして選別が行われる。またアリババは規範化のために店舗に対して細かい要求を行なっていく。

 

アメリカ上場後、初の「双11」として、11月11日の1日の売り上げ額がアリババにとっては重要となる。

 

アリババにとっては、過去最高の「双11」の成績を見せることが、アリババにとってアメリカマーケットに対する持続した自信になるであろう。

 

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