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2014/09/25
2014年8月28日のニュースによると、阿里民営銀行頭取は、阿里小規模金融サービスグループ建設会社副総裁俞胜法をメディアに公表し、阿里巴巴(アリババ)と万向(ワンシアン)グループが共同で設立する民営銀行の建設準備がすでに整いつつあり、近々、政府に正式な建設申請書を提出し、予定では、9月末前に政府は建設許可を出すという。
この報道によると、阿里巴巴(アリババ)は、昨年から民営銀行設立に関する手続きを行っていた。
阿里銀行のシステムは「小存小贷」であり、小存は個人名義の貯金額の限度が20万元以内ということであり、小贷は、貸付限度額が100万元以下ということである。
今年3月、銀行管理協会は、阿里巴巴(アリババ)を含める10社の企業が5つの銀行を設立する計画に許可を出した。
7月には、すでに3つの民営銀行建設申請に対して批准した。
その3つの銀行とは、以下の通りである。
包括深圳前海微众銀行(主催企業は、深圳市腾讯计算机系统有限公司、深圳百业源投资有限公司、深圳市立业集团有限公司)
温州民商銀行(主催企業は、正泰集团股份有限公司、华峰民间资本管理股份有限公司)
天津金城銀行(主催企業は、天津华北集团有限公司、天津麦购集团有限公司)
注目されていた阿里巴巴(アリババ)は、なんとこのとき承認をもらえなかった。
俞胜法によると、阿里巴巴(アリババ)が承認をもらえなかった理由として、阿里銀行は他の銀行に比べて特殊な点があるためだという。
そのひとつは、阿里巴巴(アリババ)の「小存小贷」の新システムに関して、現在の阿里小貸(※1)がターゲットとする顧客層と同じである点。
ふたつ目が、阿里巴巴(アリババ)はIT企業であるからこそ、インターネット上での銀行運営を主な経営手段として望み、インターネット上の信用システム構築を望んだ点である。
このすべての過程には、銀行管理協会の介入が必要になり、手続きが複雑になることが承認されなかった理由となる。
それまで、阿里小贷では条件が緩く、資源を開放していて、7つの銀行は阿里巴巴(アリババ)のネット信用システムに基づいた無担保ローンを導入していた。
俞胜法によると、阿里小贷と阿里銀行は二つの独立した主体であり、この二者は差別化し、競争関係であることが望ましいという。
例えば、銀行の貸付額は、小贷より高額にする、あるいは、小贷はネットユーザー向けにし、ネットユーザーでも一般企業でも利用できるものにするなど。
(※1)阿里小貸とは?
アリババグループの阿里巴巴金融が運営する少額の貸付サービス
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