カテゴリー：中国ビジネス最新情報ブログ
2014/10/07
パソコンのマウスの速い動き、キーボードのカチカチという音、淘宝（タオバオ）の注文の呼び出し音は止まない・・・
義鳥市内のビル内に入ると、沈颖锋（シェンインフォン）と方珂珂（ファンクークー）が忙しそうにしていた。
彼らは義鳥工商学院大学の2年生だ。
2年足らずで、2人で始めたタオバオでのインターネット販売の売り上げは既に100万元（1,700万円）を超えた。
「私達の願いは、ただただ一番安い価格で、商品を一番必要としている人に売る事です」と、沈（シェン）は話す。
創業経験の話となると、方（ファン）は少し恥ずかしがる。
2011年に義鳥工商学院へ入学する前、彼女は“淘宝”（タオバオ）の読み方さえ知らなかったからだ。
しかし、大学に入学後、彼女は「一つ遊んでみるのも良いな」という気持ちでネットショップを始めた。
「売る物はレギンス、先輩と共に同じ商品をネット販売し、相手より1元でも多く稼ぐ」
沈（シェン）は話す。
「当時は皆一つの夢を抱いていました。ネットワークを通し、それぞれが商品を販売していく事。クラスのほとんどの生徒達がネットショップを開き、学校は学生たちに創業専用の場を提供しました」
このように私と沈（シェン）は一つのチームを組みました。
まるまる一月余り、彼女はパソコンの前に座り、まばたき一つせず淘宝（タオバオ）のネット画面を見つめ、注文が来るのを待ちわびていました。
「当初は誰からも注文の話は無く、たまに誰かが一言二言声をかけてきてもすぐ去ってしまい、何も買いませんでした」
一か月後、1本のレギンスで、1.5元（25円）稼ぐ事ができた。
「当時すごく興奮しました。こんなに大きな1元を稼いだ事はありません」
方（ファン）は、レギンスを取りに行く為、40分自転車をこぎ、それから宅配便の配達員に荷物を渡した。
次第にレギンスを購入する人がどんどん増え、元々は沈（シェン）が仕入れを探してきていたが、方（ファン）が義鳥マーケットの店から直接探すようになった。
それから速やかに東陽市のレギンスメーカーを探した。
去年7月、2人は稼いだお金を手に、乗用車を１台買った。
「楽しみの為でなく、仕入れの為です」と沈（シェン）は言う。
ネットショップの販売量が増えるにつれて、彼らが仕入れる量もますます増えていった。
去年9月、「ドット模様」のレギンスがとてもよく売れた。
「私達のネットショップが売るや否や、買い占められて商品が無くなりました」
「あの時は、ただ商品が足りない事に悩み、売れ行きには悩みませんでした」
学校が休みになり、沈（シェン）と方（ファン）は東陽市のレギンスメーカーへ車を走らせた。
そこはネットショップの店主達でいっぱいだった。
新商品が作られると、皆先を争いわっと詰めかける。
手に取った商品にはまだ機械の熱が残っている。
「柔軟に対応する事で、毎回車1台がぎっしり埋まるほど商品が手に入ります」
2012年下半期、売り上げは毎月15万元（255万円）を超えている。
2人の積極性は非常に高い。
「私達は自分の夢の為に努力しなければなりません」
彼らは、「未来は夢を追い続ける事、夢を実現させる事」だと教えた。
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