カテゴリー:中国ビジネス最新情報ブログ
2018/10/29
京東全球購(JD Worldwide)はその活動範囲をますます広げており、
9月20日、韓国のソウルに商品買い付けのための事務所を開設することを発表しました。
実はその前から日本が直接買付けのための最前線、中心的マーケットになっていたのです。
直接買付けのための最前線、中心的マーケットとしての日本のステーション
9月3日、京東全球購(JD Worldwide)は日本で店舗招致会を開催しました。
その席上で、日本に最初の海外直接買付けセンターを設立することが発表されただけでなく、さらに京東(JD.com)日用消費財事業グループ総裁王笑松氏は
「これは京東(JD.com)日用消費財事業グループが買い付けの国際化戦略を推進し始めてから
初めての、海外での店舗招致会である」とも述べました。
より多くの海外店舗に参入してもらう事や、プラットフォームの販売規模を拡大することが、京東全球購(JD Worldwide)が
日本や韓国などに海外買い付けセンターを配置する直接の目的になります。
しかしその背後にはさらに、越境ECプラットフォーム間の競争がすでに、
商品の買い付け、その出どころなど
サプライチェーンの各段階にまで及んでいることが背景にあります。
中国の海外ネットショッピング市場において、日本は重要な位置を占めています。
京東(JD.com)が公表したデータによると、
その世界各国の販売金額のうち日本は21%を占めて第2位ですが、
1位のアメリカは日本をわずか1%上回っているに過ぎません。
第3位はドイツですが、日本とは9%引き離されています。
京東(JD.com)が《華夏時報》に示したところによると、
直接買付けセンターの設立は
京東(JD.com)とブランドの直接のコミュニケーションを確保するためであるとのことです。
地元に密着したチームとその運営能力により、
京東全球購(JD Worldwide)は
コミュニケーションコストを大幅に削減し買い付け効率を高めることができます。
さらに中間マージンが減らせるため流通コストも抑えることができます。
それに加え京東全球購(JD Worldwide)は、
例えばいくつかの指定ブランドに対し直接商品の買い付けを行い、
ブランド側は需要に応じて商品を供給するだけでよい、
などブランド側にも全面的な運営サポートを提供するとのことです。
海外買い付けセンターの設立のメリットとは?
海外買い付けセンターの設立は、一つには「ヒット商品」の販売を担保するためであり、
さらに別の面として、
より多くの商品を引き込んでロングテール戦略を確立することにあります。
京東全球購(JD Worldwide)が表明したところによると、
今後引き続きマタニティ・ベビー用品、セルフケア・ビューティーコスメ、
食品等これまでの人気カテゴリを増強していくことに加え、
さらに多くの優秀な中小企業ブランドを発掘し、中国市場に引き入れていく計画だそうです。
また他にも、世界各地にある優秀な特産商品も中国市場に紹介していく計画もあるそうです。
京東(JD.com)日用消費財事業グループ日韓買い付けセンター総代理人・朱丹氏は
「直接買付けセンターは」ブロックチェーン技術を使って商品の出どころを明確にし、
偽造・偽称防止と正規品保証を達成するという目的があります。」と述べています。
京東(JD.com)によると、ブロックチェーン技術の導入により
消費者は注文後、商品の海外入庫、輸出通関申告から国際物流への移行、
保税倉庫への入庫、税関検査場の通過、保税倉庫からの発送、
国内仕分けから最後消費者に届くまでのこれら全ての流通情報について
QRコードをスキャンするだけで明確に知ることができ、
全流通過程での正規品保証を実現しているのです。
海外ネットショッピングの三大ペインポイントを解決!
王笑松氏はまた、
「模造商品を買わされることへの不安」
「配送スピードの遅さ」
「返品等アフターサービスがめんどう」
「これらが中国の海外ネットショッピングの三大ペインポイントである」
と指摘し
「今回京東全球購(JD Worldwide)が採用する海外直接買付け、自社運営、厳格な品質管理、自社による物流などの各プログラムが
これら中国消費者の越境ショッピングに関する問題を直接解決するものとなるでしょう。」
と述べました。
京東(JD.com)がこれまで世界市場に力を注いできた背景には、
中国越境ECの規模が増加し続けているという事実があります。
ECビジネス研究センターの観測データによると、
2017年中国の越境EC交易規模は8.06兆元(130兆900億円)、
前年同期比20.3%の増加でした。
この内輸入越境ECの比率は年々増加しており、2017年には21.8%に達しました。
つまり2017年、中国の輸入越境EC市場の交易規模は1.7兆元(27兆4,000億円)、
前年同期比46.7%の増加であるという事です。
一例をあげると、AGF関係の責任者によると、同社は1973年に設立され、
毎年4万トンのコーヒー豆を販売する日本でのシェア10%、
一年の販売額は1,035億円にも達する企業です。
AGFは今年1月に正式に中国市場に参入しました。
京東全球購(JD Worldwide)のビッグデータは、
AGFの商品選択や中国市場向け商品の開発に
大きな助けになると期待されています。
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