2014/07/04

140628
(写真1)アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)と俳優の李連杰(ジェット・リー)

中国メディアの北京日报 の報道より

アリババは、「文化棋」(文化の囲碁の意味)の一手を打った。

文化中国传媒集団(※1)がアリババからの新株の引受け事項について
2014年6月24日に合意したことを発表した。

アリババは、この映画製作会社の60%の株を取得。

将来的には、「阿里巴巴出品」(アリババ制作の意味)の映画がスクリーンに登場するかもしれない。

140628-2
(写真2)文化中国传媒集団

アリババの映画会社誕生!文化中国の社名が「阿里巴巴影业」(アリババ映画業)へ

2014年6月25日の発表で文化中国の社名が正式に「阿里巴巴影业」へと変更された。

アリババは、今回の新規株引き受けによって筆頭株主となる。
それに伴い「阿里系」(アリババ系)の重役3人が文化中国の董事会に参加した。

文化中国传媒集団の董事会主席兼総裁だった董平が新会社の顧問を担当し、
文化中国出身の元取締役の黄海清、趙超、江木贤、陳静などは、次々と
辞職した。

代わって、アリババグループの副総裁兼数字娯楽事業群総裁の刘春宁が
新会社総裁に就任する見込みである。

少林寺で有名なジェット・リーが取締役へ就任

アリババの首席风险官(Chief Risk Officer,略称CRO 最高リスク管理責任者)の
邵晓峰が業務執行取締役を担当し、

有名な映画スターの李連杰(ジェット・リー)(※2)も非常勤取締役に就任する。 

李連杰(ジェット・リー)と馬雲(ジャック・マー)は、個人的に仲が良く
2人は、これまで長くボランティア活動や太極拳文化を広める活動をしている。

アリババは、その他の業界にもM&Aを仕掛ける

2014年1月には、香港証券取引所に上場している中信21世紀(※3)への投資も発表している。

また、中国動画投稿サイトの大手2社(「优酷(youku)」と「土豆网(tudou)」)が合併して誕生した「优酷土豆集团」(※4)へは、アリババと同社創業者の馬雲(ジャック・マー)が率いる基金が合計12億2,000万ドル(1,220億円)を出資。

スポーツ分野では、中国の人気サッカークラブである恒大足球俱楽部(※4)の株式の50%を取得している。

(※1)文化中国传媒集団とは?

社名は、文化中国メディアグループの意味で、中国で有名な映画やメディアなどの総合的なグループ会社

(※2)李連杰(ジェット・リー)とは?

中国北京市出身の武術家で俳優である。

日本では「少林寺」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」などが有名。

(※3)中信21世紀有限公司とは?

香港証券取引所に上場している中国の総合的なIT会社。

詳しい説明をご希望の方へ

「もっと詳細に内容を知りたい!」と、ご希望の方は下記のお問合せフォームまたは、
お電話にてお気軽にお問合せください。

お問合せ大歓迎です。丁寧に説明させて頂きます。

無料診断をご希望の方はこちら

お気軽にお電話ください

コメントを残す

Facebook Comments