2014/10/02

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2014年8月28日に発表された「ブルームバーグ世界長者番付」にて、49歳のアリババグループ会長・馬雲氏が218億ドルの純資産で、中国富豪ランキングの首位に立ったことが分かった。

 

なおかつ、馬氏の資産が更に絶え間なく増え続けると見られている。

 

同日に公表されたアリババ・グループの第2四半期財務状況からもアリババが更に利益を伸ばし続けていることが分かった。

 

馬氏が中国富豪ランキング首位になったことが意味するものは何か?過去10年の中国富豪ランキングを振り返ると変化が見えてきている。

 

まず、中国富豪ランキング首位の資産を振り返ると、中国経済の急速な成長とともに、驚異的な速さで伸びていることが分かる。

 

10年前の2004年ナンバーワンだった「かつての不動産王」栄智健氏の資産が14.98億ドル(約1633億円)、その前年2003年の中国のGDP(国民総生産)は13兆6515億元(約225兆2498億円)だった。

 

2014年の馬氏の資産は218億ドル(約2兆3762億円)で総額の比較では14.5倍に増加している。今年の中国のGDPは初めて10兆ドル(約1037兆円)を超えると見られている。

 

なおかつ、中国の資産家たちの資産増加速度が止まっていない。

 

フォーブスの2013年データでは、中国上位400人の富豪の総資産は前年比で35%増、上位100人に絞れば前年比44%増と高騰を続けている。

 

この10年の中国中国富豪ランキング首位を見渡すと、インターネット業が不動産業を既に上回り、中国の「土壌」を実らせていることが見て取れる。

 

これまで10年の中国富豪ランキング首位は5人が不動産業であり、この間の中国における不動産市場の人気とぴったり一致している。

 

しかし、転換点が既に来ていて、不動産業は急速な発展に別れを告げ、平穏な発展へと変化している。これらの業界の富豪たちがランキング10位以内に入ることはとても難しくなっている。1位を目指そうと思ってもほぼ不可能な状態である。

 

ブルームバーグによると、現在中国の富豪ランキングの上位3人は全てインターネット業が占めている。馬氏以外では騰訊(テンセント)の創業者で現・CEOの馬化騰氏、そして百度の創業者で現・CEOの李彦宏氏である。

 

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