2014/09/23

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北京時間2014年9月20日朝の報道によれば、アリババグループは19日金曜日、アメリカのニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場に成功し、上場初日は93.89ドルで取引を終え、株価は38.07%も上昇した。

終値から算出すると、その市場価値は2,314億ドル(約25兆円)に相当する。

 アリババの株は、北京時間9月19日23:54に正式に取引を始め、始値は92.70ドル、この値は公募価格の68ドルに比べて36.3%上昇している。

アリババ株の終値は93.89ドルであるため、当初の公募価格に比べれば、25.89ドルも増えており、その上がり幅は38.07%である。上場当日の最安値は89.95ドルであり、最高値は99.70ドルである。

アマゾンやフェイスブックを超えて、世界第4位の時価総額!

 アリババ株取引終了時点での市場価値は2,314億ドル(約25兆円)であり、これはFacebook(フェイスブック)、IBM、オラクル、アマゾンなどの会社を超え、アップル、グーグルとマイクロソフトに次ぎ、世界第4位のハイテクノジー企業であり、世界第2位のインターネット会社である。

アリババの株コードはBABAである。

今回のIPOで1.23億ADS(米国預託株式)を発行し、株主に1.97億ADSを販売した。IPOが完成した後、アリ株の流通数は、3.2億ADSになり、総計の株数は24.65億株になる(アリババ1ADSは、1普通株と同等の意味である)。

公募価格68ドルに照らして算出すると、アリババの今回の融資額は217億ドル(約2兆3,500億円)で、このうち134億ドル(約1兆4,500億円)は、株主たちからの株販売売上分であるが、この217億ドルはアメリカ歴史史上最大のIPOとなった。

アリババ、花旗集团(シティグループ:アメリカの金融企業を傘下とする持ち株会社)、德意志银行(ドイツ銀行)、摩根大通(JPモルガン)、摩根士丹利(ゴールドマン・サックス)、高盛和瑞信(グレディ・スイス)などの六つの投資銀行は連合し、取引を進めている。

 今年6月30日に至るまでの過去12カ月間において、アリババグループの商品総売上高は2,960億ドル(約32兆円)に達した。

145億件分の注文を処理し、アクティブユーザーの総数は、2.79億人になる。

3月31日までの会計年度から見ると、アリババグループの純利益は37.7億ドル(約4,000億円)となり、会社全体の営業収入84.6億ドル(約9,000億円)の44.6%を占めている。

6月30日までの第一四半期から見ると、アリババの営業収入は25.4億ドル(約2,700億円)に達し、昨年の同時期と比べ46%増加している。

その純利益は、去年の同時期と比べ2倍となり、20億ドル(約2,160億円)に達している。

 アリババグループ創業者の馬雲(ジャック・マー)の持株は全体の8.8%であり、今回彼はその持株のうち、1,275万株を提供販売し、これは全体発券数の0.5%を占めている。

公募価格の68ドルに照らして算出すると、馬雲(ジャック・マー)氏は、この販売提供で8.67億ドル(約940億円)を回収した。

それと同時に、馬雲(ジャック・マー)氏の持株は以前の8.8%から7.8%に落ちたが、終値から算出すると、馬雲(ジャック・マー)氏が保有する残りのアリババ株の時価総額だけでも、総額180.3億ドル(約2兆円)になる。

彭博社のデータによると、馬雲(ジャック・マー)氏の純資産は219億ドル(約2兆3,500億円)に達し、中国大陸で一番の金持ちとなって、世界富豪ランキングトップ50位に入り、その順位は34位である。

 アリババの執行副取締役蔡崇信(ツァイチョン・シン)氏は、今回のIPOで、425万株を放出し、2.89億ドル(約312億円)を回収した。

その売却後、蔡崇信(ツァイチョン・シン)氏の持株は、7,925万株となり、個人の持株率は3.6%から3.2%に下がった。

終値に照らして算出すると、蔡崇信(ツァイチョン・シン)氏が保有する残りの株時価総額は、74.4億ドル(約8,000億円)に近いという。

現在、アリババの筆頭株主であるのは、日本のソフトバンクであり、アリババグループ株を約8億株保有し、その市場価値は749億ドル(約8兆円)に相当するという。

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